perico畑 <愛知>
(10/22 | textile・織)
①自己紹介をお願いします。
愛知県知多郡から参りました、手織りの「perico畑」と申します。
Doubleは初回に続き、2度目の参加となります。 どうぞよろしくお願いします 。
②今回のテーマは「terroir et nature テロワール・エ・ナチュール(土地と自然)」ですが、
ご自身の土地・背景にあるものや、制作に印象を受けた事柄などがあれば教えて下さい。
「perico畑」が製作を続けているのは、愛知県知多半島の中央部にある、
農業が主体の「阿久比町(あぐいちょう)」と言う田舎です。
戦後から近年までは周辺に紡績工場が多く輸出用の綿布を作っていたのですが、
今はもうその面影はありません。
若い頃は田畑以外に何も無い、この生まれ育った場所を避けるように都会に憧れてきました。
それから様々な時間を経ることで、ようやく自分の居場所とも言える「織り」の世界を見つけ出し、
その製作拠点として生まれ育った田舎町に戻ることを選択しました。
良くも悪くも、日本の原風景のような稲作と畑が広がる風景の中で「織り」と言うミクロ的な世界に没頭し、
集中するためには良い環境だと、この歳になってようやく生まれ故郷の良さを再発見できた次第です。
どんな作品でも、その芯にあるのは作り手の「感性」だと思っています。
その軸をしっかりと支えてくれるのは、私自身の日々の生活に寄り添う四季折々の光や風、
匂いや音の全てが、一つ一つの作品につながっているように思います。
取り立ててご紹介するほどの特徴がある「場所」ではありませんが、
ここに居るからこそ作り上げることができた作品だと信じています。
③Episode 2ではどんなメニューや作品が並びますか。
手織りの生地の模様や柄を活かした、毎日の暮らしを少しだけ華やかにるす作品をお持ち致します。
④ご来場のゲストにメッセージをお願いします。
お一人でも多くの皆様に手織物の良さや魅力をお伝えできればと思っています。
手織りと言うと近寄りがたいイメージが有るかもしれませんが、
できるだけ暮らしの中で身近に使っていただける作品をご用意いたしますので、
お気軽にお立ち寄り下さい。