EP5 exhabitor 33 | 村上 祐仁

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①自己紹介と作品制作時におけるポリシーを教えてください。

僕は1985年福岡の直方市で生まれました。高校卒業後は岐阜県の多治見市陶磁器意匠研究所に入所し、卒業後は青木良太氏のアシスタントを経て岐阜市にて独立しました。それからずっと岐阜市で制作をしていましたが2015年、結婚をきっかけに 静岡県藤枝市の山奥にある大久保集落に移住しました。今は子供も生まれ、厳しくも美しい自然に日々鍛えられながら、土と向き合う毎日です。

器は手に取って下さる方々に、お料理や気持ちをのせてもらうことで初めて完成します。
なので、常に手にして下さる方々の背景をイメージしながら制作をしています。
器は無意識の中で手にしたり、口にしたり、机に置いたりするものです。
だからこそ、肌や唇に触れる感覚に繊細であること、机や食器棚にも優しい仕上がりを心がけています。また、シンプルな形だからこそ、そのラインの美しさにはこだわり、毎日の何気ない時間を、特別なものに演出してくれる、そんなフォルムを目指しています。
何より、使って下さる方が笑顔になって欲しい!そんな想いで器をつくっています。


Episode 5ではどんなメニューや作品が並びますか。

用途が広く使いやすい、どんな料理もごちそうになる、使う度にどんどん好きになっていく、そんな器をお持ちします。毎日の生活にそっと寄り添ってくれるような器達です。

是非試しに一度手に取ってみて下さい。


③今回のテーマは
「線と間~interlinge」です。それぞれのイメージで結構です。文字にしてください。

日本人の感性は線と間に密接につながっているように感じます。

住宅は畳という線で区切られた空間の広がりですし、生け花は植物の線と空間の間の美しさを追求しています。人との間合いの取り方においても同じことが言えるかもしれません。器も空間を線で切り取る道具の様なものです。

器と自分との間、器と食事との間、自分と相手との間、器と空間との間、いろんな間合いを楽しんでもらえるような、そしてその美しい感性を刺激できるような器を制作したいと思います。


④ご来場のゲストにメッセージをお願いします。

僕はアフロ級の天然パーマなので、会場で是非探してみて下さい。

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